納税は複数年分滞り、毎月のローンは返せず、元妻や不動産会社からは訴えられ…。このところサッパリ良い話のない俳優ニコラス・ケイジであるが、高級車リースに絡む契約不履行で、またもや訴えられてしまった。
損害賠償を求めてケイジを訴えたのは、Premiere Financial Services社。彼らは、“毎月10,000ドルで2台のロールス・ロイスを5年間リース=合計600,000ドル” という内容でケイジと契約を交わしたという。
ところがケイジは契約の条件を守らず、早めにロールス・ロイスを返却してリースの解約を申し出たため、同社は240,000ドルの違約金を彼に求めたが支払われず、そのため訴えた次第である。
俳優ニコラス・ケイジという男は、なぜ最近こうも金銭トラブルに巻き込まれているのであろう。財テク上、リーマンショック、サブプライムなどの深刻な影響を受けたことは否めないにせよ、仕事も順調にこなしており、不動産、ビンテージ・カー、骨董品など資産もまだまだあるではないか。
当然そうした高価な物品を売却して現金化し、トラブルを解決するよう求められている今のケイジだが、コレクター人生は彼の生き甲斐であり、愛する物品を易々と手放すとは到底思えない。案の定、買い手がつかないほどの強気の高値を付けてしまうのだ。「売れないから支払いに回せない」がケイジの主張、いったいどうするつもりなのであろうか。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)