writer : techinsight

【お笑い峰打ちコラム】R-1ぐらんぷり2010 決勝進出者決定

 「R-1ぐらんぷり2010」決勝進出者が発表された。出演順に、バカリズム(マセキ芸能社)、いとうあさこ(マセキ芸能社)、Gたかし(トップ・カラー)、川島明(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)、我人祥太(ワタナベエンターテインメント)、なだぎ武(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)、エハラマサヒロ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)、あべこうじ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)。

 2007、2008連覇のなだぎが昨年の不参加を経て堂々の進出。昨年のR-1準優勝をきっかけにブレイクを果たしたエハラもそつなく残っている。バカリズム、あべら常連組も健在だ。

 注目は麒麟・川島。M-1の申し子と呼ばれながらもついに栄冠を手にすることができなかった彼が、ピンでどのような芸を見せるのか。相方のホームレスバブルがはじけ飛んだ今が踏ん張りどころであると同時に、のびのびと芸人としての腕を見せつけることができる好機といえよう。

 昨年は順番に涙を呑んだバカリズムだが、その実力は業界はおろか茶の間にまで着実に浸透しつつある。今年こそタイトル奪取で名実ともに一流芸人の仲間入りとなるか。

 ちなみにGたかしは細かすぎて伝わらないモノマネでおなじみのモノマネ芸人、グラップラーたかし。表記はR-1公式サイトに準じた。我人祥太(がしんしょうた)は今大会ファイナリスト中おそらくもっとも露出の少ない芸人であり、M-1でいう麒麟枠。いとうはもはや説明の必要がないであろう。今もっとも旬な女芸人がR-1の舞台でなにを見せてくれるのか。

 決勝戦にはこれらのメンバーに加え、先んじて行われる敗者復活戦「サバイバルステージ」から1人が参加。サバイバルステージ出演者は昨年覇者の中山功太や無冠の女王・友近など誰もが知る実力派から、ゆってぃ、もう中学生といった旬の若手、さらにはユリオカ超特Q、田上よしえまでバリエーション豊富なラインナップとなっている。敗者復活戦勝者はトップバッターとなるため、誰が勝ち上がってくるかが本戦にも大きく影響しそうだ。
(TechinsightJapan編集部 三浦ヨーコ)