これまでステロイドの使用が疑われていた元メジャー・リーグ選手のマーク・マグワイア。ついにマグワイアがステロイドを使用していたことを告白した。良心の呵責に耐えられなくなったのだろうか?謝罪の言葉はとても真摯だ。
今までステロイドの使用を否定してきたマーク・マグワイア 。しかし、ついにステロイドの使用を認めたようだ。AP通信でもマーク・マグワイアがステロイドの使用を認め謝罪したことを伝えている。
「ステロイドに手を出してしまって後悔しているよ。ステロイドに手を出したのは愚かだったし、大きな間違いだったと思っている。心から悪いと思ってるよ。今振り返ればステロイドを使わずにプレイすれば良かった。」と語るマグワイア。
マグワイアは、1989年から1998年の間にステロイドを使用していたことを認めており、ステロイドのおかげで怪我をしたときは通常よりも早く回復できたともいう。また、ステロイドのおかげなのか、1998年にマグワイアは1シーズンの間だけで70本というホームラン記録を打ち立てている。
「もちろん皆は、ステロイドを使ってなかったら、ホームラン記録を樹立できたかどうか疑問だろう。ステロイドを使わなくても調子の良い年もあったし、悪い年もあった。逆にステロイドを使っても調子の悪い年もあったし、良い年もあった。だけどいずれにしても、ステロイドは使うべきではなかったし、本当に悪いことをしたと思ってる。」とマグワイアは語っている。
彼は2005年の議会での証言以来、表舞台には出てこなかったが、現在はセントルイス・カージナルスのコーチをしている。今回ステロイドを認めた声明の中で、マグワイアはセントルイス・カージナルスのメンバーに、自分を野球界に復帰させてくれたことについて感謝の気持ちも述べている。
「やっとステロイドについて告白することができた。5年前に議会で証言したときは、そのようなことができる立場ではなかったけれど、今はステロイドを使ったことについて話し合い、質問について答える義務があると感じている。自分もそう望んでいるし、今のチームの手助けをしたいんだ。」といたって前向きだ。
自分の過去の行いについて語り、皆がどのように感じていたのか確かめる時機だと語るマグワイア。”今更”という感は拭えないが、何も語らないよりは良かったのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 クローン中山)