タイガー・ウッズに関する一連の愛人騒動を記事にしていて、正直申し上げて今回ほど「イタい」と思ったことはない。なんとタイガーが関係者を通じてエリンさん側に、離婚は絶対に回避したいと働きかける努力をしていることが分かった。社会的な信頼を失い、CM契約は次々と打ち切られ、プロ・ゴルファー人生も無期限活動休止を宣言。今となってはエリン夫人の献身的な愛だけが心の支えってか…!?

得てして傲慢な男というのはこういうもの、父親としての関わりを十分に持てる子供が幼い頃に面倒を見ず、夫婦としてよい関係をどんどん築くべき時期に目は外を向いており、外ヅラだけは良い。

タイガー・ウッズもまさにそれ。エリン夫人の心に溜まっている怒りを軽視し続けた結果が先月27日未明の自損事故であり、一連の愛人報道を経て離婚騒ぎになり、そこで初めて「妻を愛している。やり直したい」とはあまりにも調子が良い。

妻の献身的な姿や愛、血を分けたわが子への愛しさに改めて気づいたというのも事実であろうが、これだけ妻を軽んじておきながら離婚を回避したいとは、単に財産を死守したいだけ、あるいはクリーンなイメージを戻したいだけ、といった彼のエゴに過ぎないのではないか。

一方のエリンさんは、ハリウッド・セレブ界では有名な離婚弁護士であるソレル・トロープ弁護士を雇ったとも言われ、続々名乗りを上げる愛人たちに「口止め料」をタイガーがバラ撒く様子を知る度に、自分と子供への慰謝料を早く確保したいと感じていることであろう。

なおこの件について、米芸能ニュース・サイトの『TMZ』が “この二人、夫婦として関係を修復できそうか？” としてWEBアンケートをとっている。14万人弱が回答しているが、うち83％が “No.”。タイガー、あがいてももう無駄だろう。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）