身長62.8センチ、“世界一の笑顔”を持つ世界一背が低い28歳女性(印)<…
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昨年“ヤホー”でブレイクするとともにM-1グランプリでも3位という好成績を残したナイツ(マセキ芸能社)。2年連続となるM-1ファイナルの舞台は、彼らにとってどんなものになるのであろうか。
今年のお笑い界はオードリー&はんにゃのツートップが牽引した。上半期は彼らと肩を並べていたナイツだが、夏ごろからのNON STYLEの台頭とともにメディアへの露出はやや控えめに。これは、ひょっとしたら彼らの作戦ではないか。
株式と同じく、お笑い芸人も上昇トレンドにあるうちが“買い”である。多くのメディアや一般のファンが意識せずともそう感じているため、一度注目されだすとと雪だるま式に人気が膨れ上がる。しかし過剰な人気は芸人にとってプラスとなることばかりではない。
株価が永遠に上昇し続けることがないように、流行はいつか廃れるものである。一世を風靡すればするほど次の流行に駆逐されるのは早く、あっというまに前時代の遺物となってしまう。ナイツは降って湧いたバブルをはじけさせないために自ら空気を抜いた、というのは考えすぎだろうか。
大ヒットした映画やゲームの続編はたいていいまひとつに感じられるが、スマッシュヒットならば期待が持てる。そんな大衆の心理を、ナイツは巧みに利用しているのかもしれない。
今年上半期までの大活躍でヤホーはすっかり知れ渡り、今では塙が“ヤホってきた”というだけで十分なネタの前フリになる状況だ。この程よいなじみ感は、もっとも大衆が笑いやすい温度である。ナイツが虎視眈々とこれを狙ってきたのなら、2度目の正直もあるかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 三浦ヨーコ)