ホントかよ、といった話の連続に、だからハリウッドはケタが違うと感じる。獏大な資産を誇り、高級カー・マニア、そして不動産転がしの腕は俳優業より上とまで言われたニコラス・ケイジ(45)が今、財政上窮地にある。そんなケイジに友人であるジョニー・デップ(46)が、神とも思える救いの手を差し伸べようとしている。
少し前にこちらでもお伝えしたが、ケイジの銀行への借金返済は滞っており、税務署からは税の未納額と延滞金の支払いを迫られている。
昨年にはラスベガスの豪邸を捨て値で手放しており、今は大変な価値のあるベル・エアの豪邸も売りに出している状態だ。
ハリウッド俳優として6千億円の興行収入を計上したと言われる彼が、2007年に遡っての6億円弱の税の滞納の督促に苦しんでいることについて、本人は「元マネージャーの助言が悪かったためだ」としているが…。
そんなケイジに、友人であるデップが「その額を肩代わりしたい。オレがハリウッドでキャリアを築けたのは君のお陰なんだ。そのお返しみたいなものだよ」と話を持ちかけたようだ。
ケイジは売れないミュージシャンであったデップを発見、その魅力にピンと来て自分のエージェントに彼を紹介。そして1984年、デップはいきなりデビュー作品の「A Nightmare On Elm Street/エルム街の悪夢」で、俳優としてブレークした次第である。
二人に親しい友人が英紙「Daily Express」に語ったところによると、デップのケイジへの感謝の気持ちは強く、今回の件でも度々ケイジを電話で励ましているという。だが実際にケイジがデップの親切心に甘えるかどうかは不明だそうだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)