動画の規格は実に様々のものが出回っているが、最近使われ出したDivX規格でmkv形式のファイルがある。ハイビジョン動画を高画質でエンコードできるという特徴があるが、現在主流となっている動画プレイヤーには対応していない。
そこで変換処理が必要となるが、MacOSX用の変換フリーソフトで、抜群に性能がよく使いやすいソフトがVideomonkeyだ。

使い方は簡単で動画をドロップしたら変換後の形式を選択して実行するだけだ。iPhoneやApple TV、DVDなどテンプレートの中から形式を選択することもできる。

処理も高速である。デフォルトの設定で記者の環境Core Duo1.6GhzのCPUパワーを使って、3GBのmkvファイルを2時間で500MBのMP4ファイルに変換できた。

現在のiMacのCore2Duo3Ghz程度の環境ならば、1時間かからずに変換が終了するであろう。

複数のビデオを登録して順次実行できるので、mkvファイルを5本ほど変換処理を行うのに、寝ている間にジョブを投入しておけば、翌朝には終わっている。

さらに、変換が終わったMP4ファイルを自動でiTunesに登録してくれる機能も搭載しているのが便利だ。

現状ではiPhone/iPod/AppleTV用の変換だけだが、他のサイズにも対応が予定されており、汎用的なビデオフォーマット変換ツールとして今後の発展が期待できるツールである。

なお、Windowsで同様の処理を行うツールとしては、XMedia Recodeが非常に使いやすいので、推奨しておきたい。
（TechinsightJapan編集部　真田裕一）