SMAPの草なぎ剛がレギュラー出演する金曜日の「笑っていいとも!」に人気グループゆずが出演した。
めったにない共演により番組内の名物コーナー「なりきり川柳」で夢の対決が実現することとなったのだ。
今回の対決はゆずVS草なぎ剛による「川柳」対決を楽しんでみよう。
「笑っていいとも!」(フジテレビ)の金曜日には「なりきり川柳」というコーナーがある。
これは出されたお題をその人の気持ちになりきって「川柳」にするというもので、前身の「イケメンなりきり川柳」から発展したものだ。
このコーナーの見ものはなんといってもSMAPの草なぎ剛がどんな川柳を読むかである。
草なぎの川柳は時として感動するものがあると思えばシュールすぎて全く共感されないものもあり、両極端なのだ。
たとえば最近のもので評価が高かったものは
お題:”図書館で好きな人に会った女性の気持ち”を詠んだ、
「小説も 私の恋に 嫉妬する」
などは周囲を唸らせるほどのできだった。
ただ、草なぎがこういう川柳を詠むと
「なんか、つまらない」
という声が最近では多いのだ。
草なぎ川柳の醍醐味は次のようなカタカナを用いたものとされているからだ。
お題:”遊園地でデートしている時の女の子の気持ち”
「日が沈み グッバイ言えず コースター」
お題:”ダイエットにまつわる女性の憂うつ”
「一口で 恋の行方が レインボー!」
といったもので、草なぎとしてはいたって真面目に詠んでいるのだが。
その草なぎ川柳に数々のヒット曲を作詞する「ゆず」が挑戦することとなった。
今回のお題は
”隣の部屋に素敵な男性が引っ越してきた時の女性の気持ち”である。
コーナー冒頭から
「ゆずは、作詞するから川柳はいけるでしょう」と期待されていたのだ。
しかしその結果は・・・
6位、岩沢厚治
「今何時?帰り遅くない?いつもより」
8位、草なぎ剛
「つくりすぎ 彼でもないのに2人分」
9位、北川悠仁
「だからって何があるわけじゃないけれど・・」
ということになった。
周囲からは、ゆずの岩沢の川柳に対しては
「なんかわかるなー、ユーミンの詩の世界だね」とフォローが入り、
北川の川柳も共感する部分はあると言われていた。
北川も「ブルースなんですよね」と自ら内容を説明していた。
草なぎは今回はカタカナを避けて勝負に出た感があったが、「料理を作りすぎて」というシチュエーションの川柳が他にも二つあったためそれに勝てなかったのだ。
3人とも内容は評価できるが他の川柳に比べて入選のレベルには至らなかったのである。
この後、上位5人に入れなかったので3人とも罰ゲームの「あまずっぱジュース」を飲んだ。
今回は両者接戦なのだが、草なぎに関しては「カタカナ」川柳で盛り上げて欲しかったというのがレギュラー陣の本音でもあるだろう。
ゆずは川柳では下位ながらも内容は共感を得ることができたのはさすがといえる。
ゲスト参戦ということも踏まえて、今回の川柳対決はゆずの勝ちである。
ちなみに、今回のビリはオードリー春日だった。
その川柳は
「壁越しとテレビの春日迷う日々」
である。これには全員、異論無かったようだ。
(TechinsightJapan 編集部 真紀和泉)