買い物をしていると、「ベスト・バリュー」や「コスト・パフォーマンス」といった言葉をよく目にする。“使い勝手がよいのにお値打ち価格”といった印象を抱くが、これで評価されるのは実は俳優も同じ。ナオミ・ワッツが、今これで悔し涙を流している。
ナオミ・ワッツ、41歳。代表的なヒット作品は…『キング・コング』であろうか。2人の幼い息子がおり、万人受けする美貌の持ち主である。だがこの女優を見て、多くの人は「すごくキレイだね」どまり。名前を知らないという人すらたくさんいるというのが現実だ。
今回彼女は、『地球が静止する日』のジェニファー・コネリー(38)、『きみに読む物語』のレイチェル・マクアダムス(33)らを堂々抑え、FORBES誌の選ぶ「ベスト・ヴァリューな女優」のトップに選ばれてしまった。
根拠は、作品の興行収入と本人が受け取ったギャラの比率にある。彼女の稼ぎ1ドルにつき、興行収入は44ドルだったというのだ。
2位のジェニファー・コネリーは41ドル、3位のレイチェル・マクアダムスは30ドル、こうしてナオミ・ワッツは“もっともお値打ち価格で起用できる女優”のトップにランクづけされてしまった。
だが、ものは考えようである。「高ギャラを持って行く俳優を使って観客動員数はサッパリ」と笑われてしまうケースよりはるかにマシ、仕事への評価が高いからこのような数字になるわけだ。どうか腐らず頑張って頂きたいものである。
ちなみに23歳のセクシー女優、ミーガン・フォックスについてあるメディアは、「アンジェリーナ・ジョリーの魅力があるが、まだ安ギャラOKなヴァリュー女優」と表現していた。
価値にギャラが追い付いていないというのも、若さゆえに作品数が少ないからであろうか。ただし、ミーガンは周囲に対してとても生意気、使い勝手だけは悪いことを忘れてはならないようだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)