writer : maki

【どっちが勝ち組でショー】ユニコーンVSリンドバーグ。2009復活バンド”紅白出場可能性”対決!

2009年のJPOP界はユニコーンの再結成で盛り上がったが、それに続いて復活したのがLINDBERGだ。
ユニコーンが一歩リードしている感もあるが、LINDBERGの方が実は大ヒットを飛ばした実績がある。この時期になり話題となる紅白歌合戦の出場可能性はどうなのか、この二つの復活バンドに対戦してもらおう。

再結成後の活躍はユニコーンの勝ちと見て間違いないだろう。
年明けそうそうの新曲「WAO!」のヒット(オリコン週間最高順位3位)と同曲のアクエリアスCMソング起用。
次に出したシングル「半世紀少年」も3位までヒットしている。

これは過去のヒット曲「大迷惑」が12位、「働く男」が3位と比べて、16年ぶりの結成での順位としては素晴らしい実績だ。

また 「ユニコーンツアー2009 蘇える勤労」では全国ツアーに周り、武道館では3日間にわたる公演を行った。
LIVE中心の活動スタイルは全盛期の頃と変わっていないようだ。

一方のLINDBERGはユニコーンに比べるとヴォーカルの渡瀬マキが中心となるバンドである。
その渡瀬マキはTHEイナズマ戦隊 のシングル「恋のドッキドキ大作戦」でのコラボレーションや、車のCMソング「鉄腕アトム」などでLINDBERGの宣伝塔として貢献している。

LINDBERGは先日9月28日に武道館公演を行った。実に12年ぶりの武道館である。
今後は「LINDBERGニ十周年ぶらり途中下車の旅 2009~そうだ仙台と東京と名古屋と大阪と広島と福岡でおりよう!!!!」LIVEを開催決定している。

しかし、LIVEの規模としてはユニコーンには及ばないようだ。

4月に出したアルバム「LINDBERGXX」は新曲「Re-FLIGHT ~あの日描いていた大人になってるかい?~」「行こう!!!!」「それでも地球はまわるんです」を含むBESTアルバムだが、これもヒット曲を出すにはいたっていない。

現時点で復活後の活躍ではどうみてもユニコーンに分があるといえる。

しかし、今回の対戦内容である「紅白出場」に関してはLINDBERGの勝ち目も十分にあるのだ。

まず、過去のヒット実績だ。LINDBERGは「今すぐKiss Me」「BELIEVE IN LOVE」「恋をしようよ Yeah! Yeah!」といった大ヒット曲をもっている。
「恋をしようよ Yeah! Yeah!」では1992年の紅白出場も経験しているのだ。
また、今年放映されたNHK金曜ドラマ「コンカツ・リカツ」では主題歌に「今すぐKiss Me」が使われている。この曲は1990年のオリコンで週間月間1位、年間で3位を記録するほどのヒットとなった。

ユニコーンはNHKの出演はあったが紅白の経験はない。
つまり、NHKに関してはユニコーンよりもLINDBERGの方が活躍しているのである。

こうした点から見ると「紅白出場可能性」ではLINDBERGに分があるようだ。
あえて、勝敗をつけるならばこの勝負はLINDBERGの勝ちなのだ。

とはいえ、紅白歌合戦も近年は視聴率の低迷に頭を抱えている。
毎年企画にもかつてのNHKでは考えられない斬新なものも取り入れてきた。

紅組「LINDBERG」白組「ユニコーン」として「再結成バンド」で組めばこれは話題性抜群だろう。
NHKがそこまで考えるならばLINDBERG、ユニコーンの両方が紅白に出場する可能性もある。
両バンドの全盛期を知る一人としては、是非、実現して欲しいものだ。
(TechinsightJapan 編集部 真紀和泉)