先日お伝えしていたが、歌手のジェシカ・シンプソンが自分は太っ腹な人間であるということを表現しようとして、“インディアン・ギヴァー” という言葉を用い、タブーを犯したと波紋を呼んでいた。これに釈明を求められたジェシカは…。
1000万円もするボートを、恋人であったNFLダラス・カウボーイズQB、トニー・ロモの誕生日にプレゼントしていたジェシカ。先日ロモに振られてしまった彼女に、そのボートを彼にあげたままでよいのかと『TMZ』のリポーターが質問していた。
それに対するジェシカの答えが、「いいのよ、私はインディアン・ギヴァー(見返りを求めて贈り物をする人)じゃないもの。」であり、インディアンを蔑視する表現を用いたとして、ジェシカは強い批判を浴びた。
その昔アメリカでは、ヨーロッパ人が金銭で買い物をし、贈り物は人にあげるものであったが、一方インディアンたちは物々交換であり、贈り物には当然の見返りを求めたという社会的な背景の違いから生まれた言葉である。
そして1日、ハリウッドのスシ・レストラン『KATSUYA』から、妹アシュリー・シンプソン、ヘア・スタイリストのケン・ペイヴスと食事を終えて出てきたジェシカには、ものすごい取材陣が殺到した。インディアン・ギヴァー発言への釈明を求められ、無視し続けたが、車に乗り込む寸前にたった一言だけコメントを放った。
それは、“I Am Indian, alright?” というものであった。果たしてこれは、ネイティブ・アメリカンへの親近感のアピールであったのか。よく分からない冗談である。
いや、他でもないあのジェシカである。「私はアメリカ生まれのアメリカ育ち。ネイティブ・アメリカンってことよ。」という意味であった可能性もある。今に、「インディアンには色々な髪の色、肌の色があるのよね。私はダーク・ブロンドよ」などと言い出すのかも知れない。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)