連日熱戦が繰り広げられる高校野球、いわゆる「夏の甲子園」に関して、高校生を対象にした調査が行われた。優勝校の予想から、高校野球と聞いて連想する漫画、さらには監督にふさわしい芸能人まで…実に興味深い結果が明らかになった。
モバイルリサーチを展開するネットエイジア株式会社は、高校野球についてのアンケートを携帯電話によるインターネットリサーチにより実施し、全国の高校生男女計1000名の回答を集計した。
調査ではまず、「夏の高校野球全国大会で優勝して欲しいと思っている高校」を1つ回答してもらったところ、全体で最も多かったのは「PL学園」で7.1%であった。次いで、「横浜隼人」が5.7%、「関西学院」が3.7%、「八千代東」と「帝京」が同率で3.6%の順となった。また、「実際に夏の甲子園の優勝しそうな学校」を予想してもらったところ、こちらも「PL学園」が11.6%で最も高い結果であった。以下「帝京」の5.4%、「智弁和歌山」の4.8%と続く。誰もが知る「伝統校」が上位にランクインしていることがわかる。
続いて、「高校野球を見て、感動して泣いたことがあるか」を聞いたところ、男子高校生の16.5%、女子高校生の31.0%が「ある」と回答した。女子の方が感動して泣いたことがある割合が高いことがわかる。
また、高校野球のマンガで思い浮かぶものを自由回答で聞いたところ、全体で最も高かった作品は「タッチ」で23.9%となった。続いて2位が「MAJOR」で15.1%、3位が「ROOKIES」で14.5%、4位が「おおきく振りかぶって」で9.2%となっている。男女別で見ると、「タッチ」では、男子高校生が15.9%であるのに対して女子高校生は28.6%となっており、女子の方が男子よりも10ポイント以上上回っている。同様に、「ROOKIES」と「おおきく振りかぶって」についても、男子よりも女子のほうが思い浮かぶと回答した生徒が多かった。
さらに、高校野球の監督にふさわしいと思う芸能人を1人、自由回答形式で答えてもらったところ、最も多かったのは「島田紳助」で11.9%であった。理由としては、「チームをうまくまとめることができそう」「指導力がある」「熱い、熱意がある」といった理由があげられている。そして、2番目に多かったのはドラマ・映画「ROOKIES」で監督を演じた「佐藤隆太」で10.5%であった。
このほか、調査では男子学生に対して「女子硬式野球部のマネージャーになってみたいか」を問うたものや、憧れるプロ野球選手についての調査も行われた。これらの詳細はモバイルリサーチのホームページへ。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)