マイケルの葬儀及び追悼式が行われていた7日、彼の長男プリンス君と長女パリスちゃんの生みの母親で、南カリフォルニアのランチ・ハウス(牧場)で暮らすデビー・ロウさんの様子にも、メディアはカメラを向けていた。マイケルの財産目当てで結婚した冷酷な女、などと批判されているデビーさんだが…。
「LAステープルズ・センター」でのマイケル追悼式で、11歳の娘パリスちゃんがマイクの前に立ち、「ダディは本当に最高の父親でした。心から愛している、ただそれだけ言いたくて…。」と泣き崩れてしまった姿に、会場の人々ばかりかTVを見ていた世界中の人々が涙した。
これまで様々彼について伝えられた奇怪な人物といった印象を、あのたったの数十秒のパリスちゃんの挨拶は一気に覆し、マイケルはやはり愛すべき人物であったことを、多くの人が心の中で再確認したに違いない。
デビーさんは “自分は子宮を貸しただけのような存在”と語っているとおり、現在二人の子の親権すら持っておらず、牧場を営み、日々動物の世話をしている。7日、「7人の小人」柄のTシャツにキャップという彼女のラフな姿にも、お茶の間の批判が集まった。
だが親しい人たちは、メディアの取材に彼女をかばう発言をしている。「彼女は気丈にふるまっていましたが、さすがに娘パリスの涙には、顔を手で覆い、涙を拭いていましたね。マイケルとはたとえ不思議な関係と言われていても、パリスは実の娘ですから。」
デビーさんは、もちろんこの追悼式への案内状を受け取っている。しかし彼女は出席を断った。不穏なことを口にすることが続いていた彼女が出ることによって、要らないざわつきが必ず起きる、それにより大切な式をダメにしたくない、心の中で祈りを捧げたいというものであった。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)