右ひじ疲労骨折により静養のため、先月から日本に帰国していたプロテニスプレーヤーの錦織圭が自身のブログで、アメリカに戻ってからの心境を綴っている。怪我により、これまでに感じたことのない心境に陥ったらしいのだが、彼の現在の状況とはどのようなものなのだろうか?
錦織は、「今の気持ち。」というタイトルブログの中で、励ましてくれる人がいたらいいなーと思いつつ最近の気持ちを書いてみようと思うと綴っている。この文章だけみてみると、かなり精神的に参っているように思える。これまでの輝かしい彼の実績を見ても、怪我のためテニスが出来なくなるというのは、かなり辛いことなのだろう。
怪我のため3月から試合に出ることができなくなり、テニスをすることもあまりなくなった錦織。日々、トレーニングを続けていた矢先にまた怪我をして、ひびが入っていると言われた時が一番ショックだったようだ。体重も5キロ減り、1週間はかなり落ち込んだらしい。日本に帰国して気持ちのほうはだいぶ楽になったようだが、またアメリカに戻ってトレーニングを再開したのだが気持ちが入らなくてスランプに陥っているようである。
アメリカでのトレーニング中は、頭がぼーっとしていてトレーニングにも身が入らないらしい。やらされているとまでは思っていないけど、ただなんとなくやってるだけとも綴っている。トレーニングをしなければいけないのは分かってるし、今はそれしか出来ないのも分かっているのだが、怪我がいつ治るのか、またテニスをすることが出来るのか分からない状況に錦織は戸惑っているようだ。自分でも気持ちの整理がつかなくなっているようで、初めて日本に帰りたいと思ったらしい。日本でのトレーニング中は、今のようにマイナス思考になったことはなく、日本のほうが居心地がいいのだと思うとも綴っている。
19歳という若さでアメリカという大舞台で戦っている錦織にとって、やはり日本は安らげる居心地のいい場所なのだろう。ジュニア時代から「天才」と呼ばれ、これまで様々な大会で優勝をし、日本人初の快挙も成し遂げてきた。怪我のためにテニスが出来なくなったというのは錦織にとっては、とても苦しいことだと思うが、今は焦らず、怪我の治療に専念し、トレーニングを続け、また大舞台でプレー出来るように頑張ってほしい。今は我慢の時である。
(TechinsightJapan編集部 MAKI)