writer : maki

【どっちが勝ち組でショー】南明奈のスーパーマイルドセブン VS 紫SHIKIBU。光GENJI風ユニット対決!

ヘキサゴンファミリーからまたも新ユニットがCDデビューする。「南明奈のスーパーマイルドセブン」である、若きリーダーの南明奈はじめ全員がローラーブレードで踊るのが売りだ。そう、あの「光GENJI」のノリである。
「光GENJI」のノリとくれば先発の「紫SHIKIBU」がいるのだ。こちらは純粋なお笑い芸人ユニットだ。今回は「光GENJI」カラーを打ち出している両ユニットに対決してもらおう。

「南明奈のスーパーマイルドセブン」はご存知「クイズヘキサゴンⅠⅠ」から、島田紳助が昨年12月に結成を計画して、2月にメンバーが決定している。結成の時期は「紫SHIKIBU」よりも2ヶ月ほど後になる。5月17日にテレビで曲を初披露、6月17日にCD発売となる。デビュー曲は「I Believe」だ。

リーダーはユニット名のとおり、アッキーナこと南明奈(20)。
彼女はユニットが発表された時は島田紳助も「全く歌えない」と断言していたほどの音痴だったのだが、番組で歌を披露した限り、80年代のアイドル全盛期によく耳にしたレベルには達している。つまり「聞ける歌にはなっている」のである。かなり練習したのであろう。

他のメンバーは以下の通りだ。
崎本大海(俳優)、波田陽区(芸人)、藤本敏史(FUJIWARA)、原西孝幸(FUJIWARA)、小島よしお(芸人)、クリス松村(インストラクター)。このメンバー全員がローラーブレードで踊りを展開する。ターンなども見事にこなす、想像を越えるスムーズな踊りなのである。
アッキーナは全く滑れなかった状態から練習を重ね、それを認められてメンバー第1号に選ばれたという。そこからこのユニットの構想が固まってきたのだろう。他のメンバーもあれだけ滑るには相当努力したに違いない。

それだけに芸人が多数を占める構成にありながら踊りにボケはない。いたって真剣なのだ。しかし、目立ちたがりの小島よしおとフジモンだけは表情や素振りでなんとか自己主張しようとするのが気になるが、逆にアクセントともいえなくもない。

一方の「紫SHIKIBU」は12月に結成して2月にはCDデビューしている。6月に入りすでにセカンド「イヲピにかえて」も発売済みである。「紫SHIKIBU」という名前からしても「光GENJI」のパロディーユニットであることは間違いないのだが、彼らはローラースケートではなく「竹馬」を使うのが特徴である。

メンバーはリーダーは世界のナベアツで、彼が構想を練ってユニットを集めたと思われる。メンバーは子持ちかどうかで「紫」「SHIKIBU」にわかれている。

紫(子持ちメンバー)は、「みっくん」 宮迫博之(雨上がり決死隊)、「リーゴ」ゴリ(ガレッジセール)、「しゃっくん」田中直樹(ココリコ)。
SHIKIBU(子なしメンバー)は、「なっくん」世界のナベアツ(ジャリズム)、「ほとちゃん」蛍原徹(雨上がり決死隊)、「ヤマペー」山下しげのり(ジャリズム)。という具合である。

彼らも竹馬はかなり練習したようだ。竹馬のターンはそう簡単にできるものではない。特に、「ヤマペー」こと山下しげのりは全く上達せず、メンバーには入れてもらえなかったが、猛練習をして踊れるまでになり、5月にメンバー入りしているという”苦労人”なのだ。現在ではすでに先輩メンバーの「しゃっくん」田中直樹よりも上手く踊れるほどである。

こちらはメインボーカルを「みっくん」 宮迫博之が担当するので、歌はかなり聞かせてくれる。宮迫は山口智充と「くず」を組みCDでヒットを飛ばした実力の持ち主なのだ。

アッキーナと宮迫の歌唱力の差は大きいのだが、聴く者に届く歌というのは歌唱力だけによるものではない。歌詞の内容をみても、「I Believe」と「イヲピにかえて」とでは青春の応援歌的な前者の方が元気をくれそうな内容だ。もっとも「イヲピにかえて」にも伝えたい何かがあるのかもしれないが。そして、何よりアッキーナがローラーブレードで踊りながら歌う姿には期待大である。

もっとも、この両ユニットは「光GENJI」カラーを意識しているとはいえコンセプトは明らかに違う。「笑いがとれる、パロディユニット」と「ヒットソングが狙えるエンターティメントユニット」というところだろうか。

そもそもそんなユニット対決を組むから判定に悩むのだが、ここははっきりと判定をしておきたい。

完成度の高さで、南明奈のスーパーマイルドセブンの勝ちとしよう。

6月10日放送のヘキサゴンでのパフォーマンスでもほとんど乱れることなく歌い、踊っていたのは全員が凄い努力をしていることが伝わった。
一方の「紫SHIKIBU」は必ず誰かがコケルか乱れるのだ。まあ、これはお笑いをとるために必要なのだろうが。
しかし、両ユニットとも明るいパフォーマンス見せてくれる貴重な存在なのでこれからますます、芸能界を盛り上げて欲しい。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)